統合失調症の当事者が書いた本を読んで、この病気になるということはどのようなことか理解してみましょう。
お笑いコンビ「松本ハウス」のハウス加賀谷は統合失調症で突然芸能界から姿を消しました。その彼が病気と共存し、コンビを復活させるまでの物語。
松本キック視点での文章もあり、コンビ愛の深さが伝わって来ます。
テレビで知っている人物の話なので読みやすいと思います。
大学を出てアニメーションの制作に携わっていた青年が統合失調症を発症。
その妄想のたくましさが一人称で語られるので、読む側は現実なのか妄想なのか戸惑わされながらも、統合失調症による思考の変化が克明に分かる本です。